「あらおやつの時間だわ」

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そして刑の日 リンは、王女の召し使いとわからないようなマントを被り レンがギロチンの中にいるのをみていた リ「(レン…!!)」 「王女最後に言葉は」   ゴーン     ゴーン レ「(…あ)」 レ「(午後3時の鐘の音…)」 レ「(空が…蒼いなぁ…)」 ないのならと言うように、そう言った瞬間 レ「…あら、おやつの時間だわ」 王女は、こう言ったのだった――…   シュッ――… リ「……っ…!!」 涙を堪えて 愛しき弟が殺されるとを黙ってみていた そして不意に気がついた事 ポケットに、 小さな小瓶があった事 それには紙があって  「もしも生まれ変われるならば      その時はまた       遊んでね」 また涙が溢れたのだった 「……――大丈夫?」 そう声をかけたのは、 赤い剣士 青い剣士――… そうハンカチを受け取り私は リ「っ…大丈夫、です」 と、笑みを浮かべた .
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