弱音ばかりはいていた私

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私は、白い髪の女の人に助けられた この人は、遠慮がちな性格をしていて だけど、綺麗な心をしているとすぐわかった 私もこの人みたいに 優しくなれたらな、 と思った。 ある夜、私は一人で王女なんだと呟いていた すべて悔いた事 でも抑え切れなかった そして思い出す度にあの 港に行ってしまう その時、大きな影に気づいた なんだあの人も 私と、同じ――… そう振り向いた瞬間 レンが見えた気がした リ「レンっ…」 そう呟いて――… 彼の姿を追いかけたら、 その瞬間また意識が途絶えた レン、あの人に教えて貰ったわ あなたが最後に作ってくれたブリオッシュが、 綺麗に焼けたの ごめんね、 ありがとう 大好きだった弟 .
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