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「チャミ、今日仕事?」
「今日は休みです。」
「本当?だったらデートしようか?」
突然ガバッと上体を起こして子供のような笑顔でユチョンが言った。
「でも…ユチョンは?アメリカでライヴがあるんじゃ…」
ネットでそう書かれてたけど。
「大丈夫。ライヴは来週だから。今週はチャミと過ごす為にここに来たんだ。」
その言葉に僕は小さな違和感を感じてた。
でも。
僕はその違和感に無理矢理蓋をした。
普通なら絶対追求するんだろうけど
ユチョンがここに居る。
ただそれが嬉しくて気付かないフリをしたんだ。
そのくらい僕は追い詰められていた。
「チャミ、朝ご飯食べよう。」
笑顔で差し出された手を僕は躊躇いもなく握り返してた。
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