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朝食を済ませて手早く支度をすると2人で部屋を出た。 「空港から直接来たから車無いんだ…チャミの助手席にも久し振りに乗りたいし。」 柔らかい笑顔のユチョンを助手席に乗せて車を走らせる。 いつもと違う位置のせいか多少落ち着かないけど たまには入れ替わるのもアリかなと思った。 「どこに行きますか?」 行き先を決めて無かったから助手席のユチョンを視界の端に捉えて聞く。 「海、行かない?」 空いてる右手に指を絡めながら囁かれて僕は頷いた。 そうだ。 あの海に行こう。 2人の想い出の場所に。 抜けるような青空の下 僕はゆっくりとアクセスを踏み込んだ。 .
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