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体を温めてリビングに戻るとユチョンはソファーに寝そべってテレビを見ていた。
「ユチョン。何か食べますか?」
濡れた髪を拭きながら聞けばゆっくりと僕を見る。
「何も要らない。それより…こっちに来て?」
伸ばされた手を握って隣に腰を下ろす。
変な胸騒ぎがする。
こういう時ってなぜか僕の勘はよく働く。
やっぱり打たれてしまうんだろうか?
終止符が。
僕を見つめる視線を感じながらも僕はその眼差しから逃げるように俯いたままだった。
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