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「チャミ。」
優しく名前を呼ばれる。
それでもユチョンと目が合うのが怖くて俯いたままでいると
白くて長い指が僕の顎を掬った。
「チャミ、どうしたの?何かあった?」
茶色い瞳が心配そうに僕を映す。
「チャンミン。」
ユチョンに優しく促されて乾いた唇を動かした。
「僕は…捨てられる、の?」
「チャミ…」
震える声が耳に届くと同時に
僕の体は抱きすくめられた。
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