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ユチョンが家に来て5日が過ぎた。
数日で帰るのだろうと思ってた僕は嬉しい反面
不安な気持ちも日に日に大きくなっていた。
こんなにここに居て大丈夫なんだろうか?と。
「おかえり。寒かっただろ?」
今まで誰も迎えてくれなかった部屋に
笑顔で僕の帰りを待っててくれる人が居る。
そんな当たり前の事が嬉しかった。
「ただいま。何かいい匂いがしません?」
「シチュー作ってみた。冷蔵庫の残り物で。ジェジュン程じゃないけどなかなか美味しいよ。」
子供みたいに顔を綻ばせて話すユチョンに僕の頬も緩む。
差し出される手を握り返してリビングへと向かった。
不安な気持ちには蓋をしたまま…
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