-★☆-

2/8
前へ
/66ページ
次へ
ユチョンが家に来て5日が過ぎた。 数日で帰るのだろうと思ってた僕は嬉しい反面 不安な気持ちも日に日に大きくなっていた。 こんなにここに居て大丈夫なんだろうか?と。 「おかえり。寒かっただろ?」 今まで誰も迎えてくれなかった部屋に 笑顔で僕の帰りを待っててくれる人が居る。 そんな当たり前の事が嬉しかった。 「ただいま。何かいい匂いがしません?」 「シチュー作ってみた。冷蔵庫の残り物で。ジェジュン程じゃないけどなかなか美味しいよ。」 子供みたいに顔を綻ばせて話すユチョンに僕の頬も緩む。 差し出される手を握り返してリビングへと向かった。 不安な気持ちには蓋をしたまま… .
/66ページ

最初のコメントを投稿しよう!

183人が本棚に入れています
本棚に追加