星に願いを

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少年 『小さい頃母さんから聞いた。一番星を見つけた時の言い伝え』 ――――――――――――― 母 「一番星見ーつけた♪誰よりも早くそう宣言すると、お星様が願いを叶えてくれるのよ」 (優しく読み聞かせるように) ――――――――――――― 少年 「…」 (ぼーっと空を見上げる) 少年 『ひょっとして今がそのチャンスなのだろうか…さっきから空にあの星しか見つからない…そうか、あれが一番星っていうのか』 少年 「…よーし」 少年 『せっかくだし宣言しとくか』 少年 「一番星見ーつけた!」 (元気よく楽しげに) ナレーター 「少年がそう声をあげると…」
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