イン

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(さすがに岸の奴らでも此処まで探さないだろう…) 今空也は、山道を昇っていた というのも町の道には岸の不良がウロウロしているので、一目につかない山道を通って家に帰る作戦だった 辺りは真っ暗で、空也は携帯のライトで照らしながら、道を進んでいた ふと気付いたら、知らない場所に迷いこんでいた 「え…、何ここ? え、嘘、迷った!?」 さっきまで車一つ通れるぐらいのあぜ道から、人が一人ぎりぎり通れるぐらいの 獣道に出ていたのだ。 周りはライトで照らしても鬱蒼とした森の中。 よく分からない鳥の鳴き声が聞こえたりして実はかなり、怖い が、もと来た道を引き返すのは最恐い。 そんな気がして空也は道を進んだのである
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