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?!??!?
一瞬にして視界を潰された空也。
視界が真っ暗だ。
眩しいなんてレベルではない。
文字通り視界を焼きつぶされた。
空也は視界を潰されたまま感覚のみで立ち上がり
そして… 腹部に強烈な痛みを受けた。
「あっ?があっはっ!?」
口から空気が吐きでる。
だが空也は意識を失わなかった。
「あららのら?、随分と丈夫じゃないっすかあ?」
人の声。そう人の声だ。
その声は男の声だ。
そして口振りから今の痛みはおそらく…
「いてぇな、こら。
なんだよ、てめーは!?」
空也は自分に出来る精一杯のドスのきいた声で怒鳴りつける
男はまるで意に介さず、
「なるほどねぇー、報告にあったようにかなぁり丈夫らしいね、お前。」
ネチネチ喋る野郎だ。
空也は舌打ちをする
「なんだよ、今の光は?これもてめーの仕業か?」
男はニヤニヤしながら
「あはっ★こりゃあいい♪本当になにも知らないんだ。
閃光玉なんて常識だろ?」
そう言った瞬間
空也の首筋に痛みが走る。
男は目の見えない空也の後ろに一瞬で移動し、延髄を攻撃したのだ。
今度こそ、仕留めた。
そう思い男が気を抜いた瞬間
地面に倒れるはずの空也の足が前後に僅かに開き踏みとどまった。
そして見えないはずなのに、クルリと一回転し
そのまま見えないはずの男の顔面に右フックを‥
ゴガっ
入れた。
ずざざっ
と地面を滑る音が聞こえた事からクリティカルヒットしたらしい
空也はニヤリと笑った。
ざまあみろ
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