プロローグ

3/7
7人が本棚に入れています
本棚に追加
/74ページ
そうそう。それでモノレールに乗っているんだけど……何か嫌な視線を感じるんだよね。こう、全身を舐め回すような……うわ、自分で言って鳥肌が立った。 車内は時間帯が朝なので、満員近い。こちらを向いている人なら、何人もいる。 ボクはまたため息をつき、車内モニターに目を向けた。どうやらあと二駅のようだ……と、駅についた。人がどっと降りる。 空いたとはいえ席は空かないので、立って外の景色を見ていた。 この都市は上空から見ると歯車が合わさった機械のように見える(らしい)。ボクが行く魔法公園は、その中心近くにある。
/74ページ

最初のコメントを投稿しよう!