7人が本棚に入れています
本棚に追加
/74ページ
ボクは金髪のネクタイを掴んで引き寄せ、その胸に掌底を当てる。
「ボクを貴様ごときが侮辱した事を、死んで後悔するがいい」
「は?何を――って、う」
そして先程詠唱が済んだ魔法を、解き放つ!
「火焔砲[フレアブラスト]!」
ドゴオン!という轟音と爆炎を伴い、金髪の身体が吹き飛ぶ。
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……」
そして十数メートル下に落ちていく。
……あー、そういえばここ、モノレールの駅だったっけ……
ぐしゃ。
道路に血の花が咲いているんだろうな、と思いながらボクは、魔法公園に急ぐことにした。
最初のコメントを投稿しよう!