プロローグ

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ボクは金髪のネクタイを掴んで引き寄せ、その胸に掌底を当てる。 「ボクを貴様ごときが侮辱した事を、死んで後悔するがいい」 「は?何を――って、う」 そして先程詠唱が済んだ魔法を、解き放つ! 「火焔砲[フレアブラスト]!」 ドゴオン!という轟音と爆炎を伴い、金髪の身体が吹き飛ぶ。 「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……」 そして十数メートル下に落ちていく。 ……あー、そういえばここ、モノレールの駅だったっけ…… ぐしゃ。 道路に血の花が咲いているんだろうな、と思いながらボクは、魔法公園に急ぐことにした。
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