彼女

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  日向ぼっこと言う名の昼寝。 仰向けに寝転び、青く澄んだ空をただ見ていた。 「…なあ…マコト。」 「ん?」 隣で同じように空を見るジュンが、呟くように俺を呼ぶ。 「お前さ、好きなやついる?」 「…は?そんなのいねぇよ。知ってるだろ。」 …なんだ…いきなり。 ん?てか……… 「…なんかあったのか…?」 ジュンは基本、告られれば誰とでも付き合うと言った感じの男。 プレーボーイってやつらしく、いつでも女子をその気にさせては告らせてる。 だけどジュンには、ずっと好きなやつがいる。 その子は幼なじみで、家族同士仲が良いから、よく家に来たり行ったりするらしい。 だけど、幼なじみだから落とせない……と言うか落ちなくて。
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