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「大和撫子っての?
清楚な感じが良いんだよね。」
大和撫子かぁ…
「あなたもそんな事言うんですね…」
「ん?
何か言った?」
「いえ、何でも…」
正直、大和撫子は聞き飽きて、もぅうんざりしている私。
それに…
「私、お姫様って感じじゃないですから…」
遠い目をしながら、ため息混じりに私は、そう言った。
「そんな事ないよ?
だって、こんなに綺麗にのばせる子、そうそういないよ?
ちゃんと手入れしてた証拠。」
褒められてるのかな…?
小さい頃から、お婆ちゃんに、髪は女の命だって言われて、大体のことはしてきただけだけど…
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