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俺はこの跡を追いかけて角を曲がろうと走り出した。しかし、すぐに止まる。わずかだが音が聞こえたからだ。
「シュルシュルシュル。シャー」
何だ?この音?俺が分かっているのはこの音を発しているのがモンスターってことぐらいだけだ。
この角を曲がればモンスターがいる。
やるしかないな。俺は戦う覚悟を決めた。ゆっくり角から頭を出してモンスターを確認する。
――!!何だ!あのモンスターは!?映画に出てくるアナコンダじゃないか。中々でかいぞ。
緑色に入り混じっている紫色の鱗。牙からは常に毒が出ており、とても鋭い。
俺が1人で驚いているとアナコンダと目が合う。
やばい。来る。
俺は一先ず後ろに飛びながら下がった。その瞬間。俺が元いた場所をアナコンダが大きな口を開いて飲み込んだ。コンクリートでさえも関係なしか。
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