名の無い絵画

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「それじゃあ、また明日。」 先生の話が終わると生徒達はざわざわとなり、バラバラになって。 私はスタスタとある目的の場所に向かって歩く。 一切迷わない。だってこの学校を調べ尽くしたんだもん。 私はその目的の場所の前で止まった。 その場所の周りは私以外誰もいない。 だって一回行ってみたかったところですから 『美術資料室』 利用者は少なく、この場所の前を通る者も少ないらしい。 だって、ここ古い資料室。 新しい資料室が違う校舎にあってそっちをみんな利用する。 誰も来ないなんて逆にワクワクする。 私はおかしいでしょうか…?
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