はじめまして「"竜が沼"のパジ」始まります

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「これ…、ちょうどいい企画が有るんだ。早速使わせてもらうよ。良いよね?」 「はい。パジ様が持っていてくだされば安心ですから。ご利用ください」 <変な展開に成ってきたぞ、とバトラーは怪しむ 「ちょっと待ってください!?今、使うとか言いませんでしたか?」 「うん♪」 「はい♪」 「"うん♪"ではありません!パジ様!何なさるおつもりなんですか!!危険です!!!」 <心配のし過ぎで頭の血管が切れそうな形相 <そんな執事の様子を笑顔で眺めながら、とうの主人はアッケラカンと言う 「景品にするんだよ。今、造ってるゲーム世界の」 「!!ナンデスと?!」 <頭の中がパニックに成っているバトラーを横に、顔を見合せ笑い出す二人 「バトラー、心配無いよ。使うのは"名前"だけだよ」 「そうですよ、本物の石は使いません」 「えっ!?」 <目を白黒させている執事に、二人は諭して教える 「実物は、宝物蔵ゆきです」 「あのね、バトラー。今のところ、ゲーム世界に現実の物は持ち込めないんだ」 <それでも怪しむバトラーだった
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