過去

2/11

10人が本棚に入れています
本棚に追加
/28ページ
二年前に遡る。 最近では、人類が滅びるんじゃないかっていう話題で一杯だ。毎朝、テレビを点ければ偉い学者がこのことについて語っている。俺はもうこのことにはいい加減飽き飽きしていたのだった。 俺って言うのは、そこら辺にいる普通の中学二年生「神崎 将也 かんざき まさや 」。 将也はいつもこの話題に触れるたびに 「人類が滅びる訳ないじゃん」 って心の底から思っていた。だか現実は違った。将也が知らないとこでは、今も着々と人類の破滅まで近づいていた。
/28ページ

最初のコメントを投稿しよう!

10人が本棚に入れています
本棚に追加