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僕の出演幕がしばらくないそうだから
僕は休憩所に行きコーヒーでも
飲もうと考えた。
あ、小野くんだ....
そっか、小野くんは僕と同じスタジオだって
気付いてないんだな
そうだ、驚かしてやろう←w
俺はゆっくり小野くんに近づき・・・・・・
「おっのっくーん」
棒読みで名前を呼んで
コーヒーを飲んでいる小野くんの背中に
軽い蹴りをいれてやった
すると小野くんは、
「ブッ」とコーヒーを吐いた
「えっちょっか、神谷さん!?」
「そーだよ、神谷さんだよ」
吹いたコーヒーを口の回りにつけたまま
目をパチクリさせながら僕をみる小野くん
端から見たら気持ち悪い筈の小野くんの顔
僕には可愛く愛しく思えた――――・・・
「どうしてここに、神谷さんが!?」
「たまたま同じスタジオで収録」
僕の言葉を聞いた小野くんの顔は
みるみる内に明るくなり
咄嗟に僕を抱き締めた、
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