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4人「ええええええ!?」
エリル「ぅおう!?な、なんか変な事言ったか?」
ミヤ「じ、じゃあ…エリルって…」
4人「記憶喪失!?」
エリル「……記憶喪失…オレが……マジかよ。……まぁ、無いものは無いんだから、しゃあねえよ。そのうち思い出すだろ?」
リード「オイオイ偉く楽観的だな!?まぁ、実際その通りなんだけどよ…」
アシーナ「仕方有りませんね…ではこの世界の事などを説明しますね?」
エーテル・グラス…それがこの世界の名前です。この世界には5つの種族と5つの国が存在するのです。
人間の国[マテリアル・ローム大国]
獣人の国[ランド・ル・ゴード戦小国]
エルフの国[エル・ルージュ森国]
天使人の国[パルディア・ガーデン浮国]
魔人の国[ロウル・カーパス皇国]
それを聞いて、エリルが何故か違和感を覚えた。
エリル「なぁアシーナ、国って5つだけか?何だか引っかかってんだよなぁ…」
アシーナ「少しは記憶があるみたいですね♪その通りです♪」
今から約700年前、海の真ん中に海陽国リンドブルムと言う国がありました。しかし、他の国に警告無しに一斉攻撃を開始したそうです。そして、その後大国マテリアル・ロームがリンドブルムを壊滅させ、海の底に沈めたそうです。
エリルは何かが引っかかっていた。しかし、この引っかかりは今はまだ分からなかった。何で引っかかったのか…何に引っかかったのか…
アシーナ「と…説明はこれくらいです♪」
エリル「………」
アシーナ「エリルさん?」
エリル「…え?あぁすまん。考え事だ。」
ぼ~っとしていたエリルをアシーナが気遣う。
アシーナ「謝らなくでも大丈夫です♪あと、もう一つお願いがあるんですが…」
エリル「ん?お願い?何?」
4人「手枷と首輪、なんとか外せない?」
エリル「…忘れてたよ!!ごめん!!…何だこの首輪…」
リード「…奴隷用の首輪さ…」
エリル「…奴隷…お前たちが?」
4人とも黙ってしまった。恐らく奴隷と聞いてエリルが自分たちへの扱いが変わってしまう、他の奴隷商人たちに引き渡されると思ったのだろう。暗い顔をして俯いている
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