第1章~目覚めと出会い~

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エリル「なるほど…人口知能か。重戦機に入ってたやつなのか?」 ぉおう!?知識が溢れてくるぜ!! ヴィクセン「はい。しかし、この施設に保管されてある重戦機は損傷が激しいため、稼働は不可能でした。」 エリル「ふ~ん…手軽に戦力アップは無理って事か」 ヴィクセン「そうでも有りません。ここに来た本来の目的は、エリルの知識量を増やす事。さらに、テンリュウの強化です。すでにどちらも完了しています。」 エリル「え?まじ?…よし、ここで試そう!!どうやんの?」 そう言うと腰に携えた天龍【鉛】を引き抜いた。 ヴィクセン「了解しました。では、こう唱えて下さい。……テンリュウ【ライゲキ】」 エリル「了解♪天龍【雷撃】!!」 エリルがヴィクセンに続いて唱えると、天龍の中央にある宝玉が輝き出す。 ………バリエーションチェンジ開始。モード【Ω】から【α】へ移行……… 天龍から声のようなものが聞こえた気がする。声が終わると宝玉に浮かび上がっていた【Ω】の模様が【α】に変わった。 その瞬間 ピ…… ガシャン!! エリル「うわぁ!?」 天龍の中央の溝にそって、下の刃の部分が下がる。さらに前に動き、中央が開いた状態になった。(絵はいつか掲載します) ヴィクセン「モード移行完了。では、トリガーを引いて下さい。」 エリル「…あいよ。」 ゆっくりトリガーを引く。 カチ… ビュゥゥン!! エリル「こ…こりゃ一体!?」 天龍の宝玉部分から、光の剣のようなものが飛び出している。長さは天龍の2倍だ。 ヴィクセン「天龍【雷撃】モードは、コアからエネルギーを大量に使用してプラズマブレードを形成させます。他にも攻撃方法はありますが、それはまた後ほど。形態を戻す時はクリアと唱えてトリガーを放して下さい。」 エリル「…わ…わかった。クリア。すげぇな天龍…」 言い終わり、トリガーを放す。すると、一気に元の形に戻る。 エリル「これで完了です。補足としてですが、雷撃モードはかなりの威力を持っています。重機兵くらいなら両断する事も可能です。しかし、エネルギー消費が激しいため、長時間使用は出来ません。こまめな充電をお勧めします。」 エリル「長々と説明ありがとよ。」 充電のために鞘に戻す。
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