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第1章~目覚めと出会い~
電子音声「ガガ…ハッチカイホウ…ガ…エラー…緊急ヨウ…炸薬ボルト…サドウ…5…4…3…2…1…ピー」
ボン!ボン!ボン!ボン!
森に4回爆発音が響く。同時にカプセルのハッチが2~3メートルくらいまで吹き飛ぶ。
エリル「……ん…く……ふぁぁ~」
カプセルの中には15~6歳くらいの子供が寝ていた。肩より少し長い銀髪で、身長は低い。154センチくらいだろうか、可愛らしい顔立ちをしている。
エリル「……ここどこだ?…えぇと…何でここで寝てたんだ?これなんだ?…あ、名前は思い出せた♪」
名前はエリル・バークライト。他には何も思い出せず、早々に考えるのを諦めた。なぜかって?…面倒くさいから♪
エリル「…まずはこの箱から調べるかな」
自分が寝ていたカプセルを調べ始める。
エリル「…苔だらけだね。キッタネ。ん~…何にもねぇな。…ん?」
底の方にパネルがあり、触ると勝手に開きだした。
エリル「ぉお!?…開いた。…押せばいいのかな?」
パネルの中には赤く点滅するスイッチがあった。躊躇なくそのスイッチを押す。
パシュゥゥゥ…ガガ…ガシャン!
底がスライドし、手前にせり出してくる。
エリル「…これは…剣、かな~…」
自信なさげに言い放つ。それも当然、剣としての機能を果たす部分もあるにしても、他にもいろんなモノがくっついている。(自作画像参照。いずれキッチリ書き直します)
エリル「…重そうだなオイ…」
とりあえず持ってみようと触るが、重そうには感じられなかった。
エリル「よっと!…案外軽いな♪片手じゃあ当然無理だけどね」
グリップ部分と持ち運び用と思われる取っ手を持ち、担いでみる。
エリル「…よし。貰おう。」
鉄らしきケースにしまえるようになっていて、ケースにベルトがついている。
エリル「うん。儲けたね♪」
少し気分が乗ってきたので、鼻歌を歌いながら他に何かないか探してる。
その時、何かが近づいて来る気配がした。
エリル「…なんか来るな。…メンドクセ~」
そうこうしていると、相手が来てしまった。
盗賊A「なんだぁ?爆発が聞こえたから来てみたが…ガキが1人いるだけじゃねぇか」
盗賊B「でへへへ♪でも…ながながいいお゛んなだぜぇ?♪」
ん?今なんと?女?誰が?もう一人誰かいるのか?![image=383633543.jpg](https://img.estar.jp/public/user_upload/383633543.jpg?width=800&format=jpg)
![image=383633543.jpg](https://img.estar.jp/public/user_upload/383633543.jpg?width=800&format=jpg)
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