起動

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そして放課後────── 「ふぁあ、終わったー」 結局授業の半分を寝てしまった。 今日は奇跡的に1度も先生に気付かれなかった。 今日はついてるなー。 そう思いながら校門の前に来た。 いつもならこのまま帰るのだが今日は唯と帰る約束をしているので此処で待つ。 「武ー――――――――!」 後ろを振り向くと唯がこっちに向かって走って来ている。 このパターンは・・・ 危機を感じた俺は防御体制を取る。 「何してるの?」 期待も虚しく唯は目の前に立っていた。 「い、いや何でもない」 動揺が悟られ無いように答えるが多分バレているだろう。 「変なのー早く帰ろー」 「そうだな」 俺と唯はそう言って歩き始めた。 .
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