起動

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「学校どうだった?」 唯は青い空を眺めぼんやりしながら俺に尋ねる。 「相変わらず退屈だよ」 青い空と唯は良く似合う。 爽やかで周りを包みこんでくれるように優しい。 それが唯が好かれる理由だ。 そんな日常的な会話をしながら俺たちは帰っていた。 ブルルルル! ブルルルル!  ケータイがなっている。 誰からだろ・・・ 俺は常時マナーモードのケータイを覗きこむ。 受信メール 1通
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