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それを聞いた瞬間
皆がざわめきだした。
「先生!?悪い冗談はやめてよ・・・」
同じクラスの
嵩原紗季(たかはらさき)が
答えると
「冗談ではありません。今朝、お母さんに連絡を取るともう学校に行ったって、私、学校の周りを探しましたけど・・・」
これを聞いて一番
動揺しているのが結城だ。
「とりあえず、皆さんは急いで下校してください。すぐに警察の方が来ます。」
結城はその場で崩れ落ちた。
あわてて吉田が駆け寄る。
「お、おい!しっかりしろ!!まだ、見つかる可能性はある。今から探そうぜ。」
「そ、そうだな・・・」
「俺も手伝うぜ!」
史也が言うと、ほかの皆も
手伝うと言いだした。
「それじゃ、いこうぜ!」
そして、日名子探しが
始まった。
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