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「国ごとに具体的には何が違うんだ?」
「う~ん、そうですね。アレシアスは主に魔法と剣を教える学園国、ルアシナは商売人が多く、優れた商売人を全世界に輩出していて、オーミリアは機械製品を正確に作る事で有名です」
「それぞれ勉強したい所の国に留学して、卒業し地元に戻ったり、自分の力にあった国に仕事をしに行きます。特に剣学科を卒業した人は自警団に入隊して魔物退治したり、治安を守ったりと結構重宝されるみたいですね」
「へぇ、そうなんだ。それじゃ全部聞いたし終わりだな」
「うん。あれ?何か忘れてる様な…」
同時刻。アレシアス学園校舎内にて。
「皆さん…。どうして小生の事を忘れるんですかね。小生も一応、登場人物の一人なのに…」
空凜太郎は一人、部屋の隅で体育座りしていた。
「小生は植物管理だけしか出来ないですからね。そんな小生がいてもつまらないでしょうよ」
周りにキノコを生やしてブツブツと呟いていたという……。
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