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やっぱりイチゴには砂糖とミルクだよね
「凛、お待たせ」
『アサ、ミルク頂戴』
「ん？ほれ」
『むふっ』
「他は？」
『さっきイチゴに砂糖かけて持って行ったから大丈夫』
「そか、砂糖は切れてたのによくわかったな」
え？
ええ？
『え？』
「え？」
『砂糖……』
さっきの入れ物を指差した
「塩だ」
『うそん』
「書いてあるだろ？ソルトって」
『…………やべっ！！』
雪矢に大量の塩漬けいちごを渡してしまった
慌てて部屋に戻りベッドの中にいる雪矢に言った
『大丈夫？』
「…………いる…いるんだ」
『ん？』
「いる……」
これは南月を呼んできた方がいいかも
『ちょっと待ってて』
南月を呼びに行く途中で思い出した
『あっ、幽霊がいる部屋でお酒を口に含むと変な味がするんだった……まいっか』
どうでもいい話だし
あっ、いちごの事言うの忘れた……
それも後でいっか
今は南月を呼んでこよう
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