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「最近、寒いな」
「うん。手袋貸そうか?」
「いや、いい。こうしてれば温いし…」
照れながら、
握っている手を自分のポケットへいれる。
そんな行動に私の頬は珍しく赤くなった。
―――――…ガララ
「お!お似合いのカップルが来たぜ」
「ヒューヒュー!今日もラブラブだなぁ」
私達が教室に入るといつものように、すぐさま男子に冷やかされた。
「お~?この手はなんですか~蓮くん?」
「毎日、毎日うるせぇなっ」
握っていた手を見て、ニヤニヤしながら蓮を見る、蓮の親友祐くん。
そうやって冷やかされていると、先生が教室に入ってきて、蓮は握っていた手を離した。
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