プロローグ

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そして家に着く。俺は一人暮らしだ。両親は10年前、突如帰って来なくなった。あんなに優しい両親だったのに…生死も不明である。 それから擁護施設に預けられ、風紀総帥として警察にも貢献したことにより、その礼金やバイトで生活費を稼いでいる。 「んじゃあビデオつけるか」 俺はビデオを楽しむ。 「依頼主には指一本触れさすな!」 SP隊員が依頼主を決死に守っている姿に俺は心を惹かれていた。 「俺はこういう奴に憧れているんだよなぁ…誰かを守れる実力があれば…両親みたいに失うこともなくなるだろうからな…」 ふと気がつくと、俺は独り言を言ってしまってる。
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