芸術家ひそかの兆し

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まだ幼稚園生のある日 … 小学校からアネキが帰ってきて、ひそかを廊下へ呼び出した。 勝ち誇ったよーに、 アネキが取り出したのがクレヨンだった。 「見とき」 アネキは廊下の壁に、ピンクのクレヨンで バッテンを描いた… 「お母さんに怒られるよ😱💦」 ビビるひそか💦 … 次にアネキが取り出したのは、サラダ油の瓶… にゃりと笑うと、油をタオルにつけて… なんと‼ クレヨンの落書きを消していく‼‼‼‼ 「おぉ✨消えていく💡」 目の前で奇跡を見せられたひそか君。 その瞬間、廊下の板張り壁はキャンパスと化した🎶 … ふだん禁じられてる事ほど面白い事はない😏 一面が意味のない落書きで埋め尽くされていく… … 「…さて😏そろそろ消そうか」 アネキの号令で、らくがきを消していく… カラフルなクレヨン画が、少しづつ消えていく…… が…(-_-;) … 消した部分は油でしっとりと濡れ、テカテカに光ってきた💦 しかも… むせかえるよな油の臭いが充満する💦 Σ(゚□゚;) これはヤバい💦 多少の面積ならごまかせるが、廊下の壁一面が油まみれ💦 「か…乾かそう💦ねぃちゃん😒💦」 「そ…そやね💦扇風機もってこい😒💦」 延長コードで廊下までご足労ねがった扇風機✨ 回す事30分… 水と違い、油はなかなか乾く物ではない… … ありったけのタオルでゴシゴシ廊下を拭いていた時、 ガラガラガラ…「ただいま」… Σ(゚□゚;)Σ(゚□゚;) … 生まれてはじめて… 母が鬼に見えたほど… ケツをぶたれた😞 … ひそか少年は、この事件によって アネキは信用できない存在である事を学んだ(笑)
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