笑顔で

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 麗には場所を指定するメールを送った。返信はすぐに来て、会うのは土曜ということになった。明日だ。  急だとは思ったが、これは元々麗の方から持ちかけた話だ。出来るだけ早くしたかったのだろう。  俺は授業が終わった後、真っすぐCloverへ向かう。  マスター達に事情を説明すると、りゅうの事を見張ってくれると約束してくれた。更にはマスターの厚意で、窓際の端にあるテーブル席を空けておいてくれるそうだ。 「何から何まで。すみません、お世話になります」 「いえいえ、いいんですよ。実君の頼みなら、快く引き受けましょう」  マスターが微笑みながら言う。それに同意するように、凪瀬さんが大きく頷いた。
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