高橋美帆 1

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ガラッ 「先生ー」 放課後、毎日この数学教室で先生と過ごすのが私の日課である。 「また来たの?高橋」 そして教室に入るといつものように机でプリントの採点をしている先生がいる。 「いいじゃん。暇なんだもん」 「帰宅部だろーが。帰って勉強でもしてろ」 そう言いながも先生はいつも私の話を聞いてくれる。 「まぁまぁ、ほら先生も1人じゃ寂しいでしょ?うさぎは寂しいと死んじゃうんだよ?」 「俺はうさぎか」 ペシッ 「いったー!叩かないでよ」 こうやってバシバシ叩かれたりもするけどね。 でも、先生って男の割にはカワイイ顔してるし。 私の女としての自信を持って行かれるほどに。 だからあながち、うさぎってゆう例えもおかしくはないんだよね。 「で、今日は何?」 なんやかんや言いながらも優しい先生が好き。 あっ、でも男としてじゃないよ。 普通に先生としてね。 「うーんとさぁ、私の周りって皆彼氏いるわけよ」 「へー」 先生はプリントの採点をしながら返事をした。 「だから私も作ろうかなって」 「……はぁ!?」 ,
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