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「はぁーい。帰るよ。じゃあまた明日ね先生!」
「明日も来んのかよ。2人とも気をつけて帰れよ」
「「はーい」」
ガラッ
そして私は早苗と教室を出た。
いつもは早苗の部活が終わるまで先生と話してるんだけど、今日はなかったみたいだからあんまり話せなかったなぁ。
「美帆って本当に有田好きよね」
有田ってゆうのは先生のこと。
有田和馬。25歳。
「うーん、まぁね。しゃべってて楽しいし」
「そーじゃなくて好きなの?」
「んー?好きだよ?」
私がそう答えると早苗は困ったようにため息をつくともう一度同じ質問をした。
「だから、男として?教師として?」
「そりゃ、先生だよ」
だって先生だよ。
どうやって男として見ろと?
相手大人だし。
「はぁ……。美帆は知らないと思うけどさ、有田って結構人気あるんだよ?」
「へー。まぁイケメンだしね」
先生の顔を思い浮かべながらそう言った。
「有田と美帆はデキてるとか噂あるのは知ってる?」
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