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「……は?私と先生が?ないない」
だってアレだよ。
バシバシ叩かれるし。
まぁ良くしゃべったりはしてるけどさ。
「あんたたちはそうかもしれないけど周りから見ればそうなのよ。そんなんじゃ男できないわよ」
う……彼氏持ちに言われるとズブッとくる……。
「そ、そんなぁぁ~」
「だったら有田とあんまりベタベタしないこと」
別にベタベタじゃないもん。
私のおしゃべり相手なんだもん。
早苗はかまってくれないし。
そんな会話をしながら歩いていると門の前に人影が見えた。
「あ、高橋」
門の前にいたのは去年同じクラスで今は隣のクラスの野口君。
「どうしたの?こんなところで」
「いや……その」
「美帆、私さきに帰るわね。野口、話あるみたいだから」
「うーん、わかった」
「じゃあがんばってね」
早苗はそう言ってさきに帰っていった。
それよりがんばってね?
どうゆう意味なのかな?
「あのさ、高橋って彼氏いんの?」
「え?いないけど」
すると野口君はヨッシャと小さな声で言った。
こ、これはもしかして……
まさかのアレか!!
「俺、高橋のことが去年から気になってて…彼氏いないなら付き合ってほしい」
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