高橋美帆 1

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「……は?私と先生が?ないない」 だってアレだよ。 バシバシ叩かれるし。 まぁ良くしゃべったりはしてるけどさ。 「あんたたちはそうかもしれないけど周りから見ればそうなのよ。そんなんじゃ男できないわよ」 う……彼氏持ちに言われるとズブッとくる……。 「そ、そんなぁぁ~」 「だったら有田とあんまりベタベタしないこと」 別にベタベタじゃないもん。 私のおしゃべり相手なんだもん。 早苗はかまってくれないし。 そんな会話をしながら歩いていると門の前に人影が見えた。 「あ、高橋」 門の前にいたのは去年同じクラスで今は隣のクラスの野口君。 「どうしたの?こんなところで」 「いや……その」 「美帆、私さきに帰るわね。野口、話あるみたいだから」 「うーん、わかった」 「じゃあがんばってね」 早苗はそう言ってさきに帰っていった。 それよりがんばってね? どうゆう意味なのかな? 「あのさ、高橋って彼氏いんの?」 「え?いないけど」 すると野口君はヨッシャと小さな声で言った。 こ、これはもしかして…… まさかのアレか!! 「俺、高橋のことが去年から気になってて…彼氏いないなら付き合ってほしい」 ,
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