1366人が本棚に入れています
本棚に追加
「よろしい」
和馬の声から、優しく笑いながらそう言ってるんだとわかった。
「よし、俺の女なら勉強もしっかりやってもらわないと困る」
「っえ゛………」
「つか受験生だろーが」
「う゛……はい、そのとうりでございます」
先生モードに入っちゃったよぉ………。
「今からでも遅くない。夏休みは勉強な？」
ふぇぇぇーーん！！
そう言うと思った！！
「俺が手取り足取りマンツーマンで教えてやるよ？覚悟しろよ」
ニッコリと笑った笑顔がいつも以上に恐ろしく見えたのは言うまでもない。
初めはただの仲の良い先生だった。
それ以上でもなくそれ以下でもなくて……
でも離れみて、いつも目で追ってしまう自分がいて……
他の子といるところを見てモヤモヤした自分がいて……
好きなんだって気づいた。
，
最初のコメントを投稿しよう！