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希望時給にもよるが、期間は1ヶ月から2ヶ月。
保障期間とは、昼間の社会で例えると研修期間と同じだ。
保障期間中のキャバ嬢は、比較的高い時給で働き、ノルマなどのペナルティーは一切発生しない。
しかし、保障期間が過ぎれば個々の結果に応じた時給に変わり、ノルマやペナルティーが発生する。
一般の昼間の社会では、保障期間というと時給や給料は低く設定しているが、夜の世界では逆に高く設定してある。
保障期間が過ぎた後は、余程の結果を出さない限りは時給は下がる。
キャバ嬢にとっての結果とは、客をつかみ売上を出す事だ。
売上を出すといっても、店にもよるが最低でも、自分が貰う給料分は売上が無いと時給は下がってしまう。
50万の給料を貰おうとしたら、自分の客達に50万以上を店で使わせなければならない。
実際にキャバクラの客単価の平均は、2万円から2万5千円くらいだ。
そう考えると、少ない保障期間中に、自分の給料分を売り上げるのは並大抵の事ではない。
そのせいもあり、キャバ嬢は保障期間が切れる間際に日払いをし、出勤を控えるようになり、店を飛ぶ準備をする。
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