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「ジェーイィィ!」
荒々しい足音と共に扉がバタンと開かれた。
飛び込んできたのは赤茶色の髪をした筋肉質の男性。
扉を押さえながら荒い息を吐いている。
「やあ、おはようガー君」
「ガー君じゃねぇ!ガーネット!何回いやわかるんだ!」
「そうだねガー君なにかよう?」
繰り返す俺に彼は髪をぐしゃぐしゃとかき乱しながら苛ついた様子を見せる。
彼はガーネット。
武器の扱いに手慣れていて、肉体を使うようなキツい任務も平気でこなせる体資本の怪盗。
ローズと同じく俺の仲間。
俺のいいからかい相手だ。
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