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扉を開け一歩屋上にでると太陽の光を浴びてとても気持ちいい。
なんかポカポカするからベンチで寝…………れません。
「星川さんもサボってたのか。隣座るよ」
「……ん……あ?」
ちょっとウトウトしてるし多分座りながら寝てたんだろう。
「だいぶ眠そうな顔してるね。目が開ききってないし」
「お前には言われたくない」
「そ、そうですか……」
ちょっと凹んだ。
星川さんはポケットからタバコを取りだした。
「…………」
「…………」
ちょっとした沈黙が流れる。
「そういえばお前今日告られてたな。」
星川さんは唐突に言ってきた。ていうか……
「なんでそのこと知ってんの?」
「たまたま見たんだよ」
「…………」
そうですかい。
「まあ告白されたけど…………正直なんて答えたらいいのか分からないんだよね」
「あっそ」
「…………適当に流すなよ」
「お前の告白の答え方なんてどうでもいい」
なんか流す理由が冷たい。
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