一匹狼とヤンキーの出会い

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「…………」 「…………」 まさか女の子に占領されてるとはな。めっちゃ睨まれてるし…… とりあえず隣座ってもいいかな…… 「あのさ隣座ってもいい?」 「…………」 シカトって傷つくよね。 まいったな。ベンチに座れないとなると地面に座るのか……それはいやだな。 というわけで、 「勝手に隣座るから」 座ります。 女の子は僕が隣に座ってもこっちには反応しないでタバコを吸い始めた。 …………ヤンキーか。 ていうかこの人髪が赤だから普通気づくのになんか似合いすぎて違和感なかったな…… あとこの人めっちゃ美人だ。あっ、こっち向いた。 「フゥー」 「うわっ……けほっ……けほっ」 けむたい。なんでタバコの煙を顔に吹きかけられたんだ?
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