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「お前、どこに行ってやがった…」 「散歩してただけだよ」 「散歩?今までドアの前にいたくせによ…。隣の近所に世話になってたりしてなぁ?」 バレてるのかな?バレてたらもうお兄さんと会えない? そんなのいやだ…。お兄さんだけが僕の生きる道なのに…! 「なんでそう思うの?どうせ僕のことなんて、どうでもいいくせに」 「あーどいつもこいつもムカつく奴だな!憂さ晴らしに、今日はたっぷり気持ちよくさせてもらうぜぇ?」 いつものように押し倒される。父が自分を触る手が気持ち悪くてしょうがない。 口の息もお酒臭い…また汚れる。もう汚れてる。 これがお兄さんなら、僕はこんなこと思わないかな? 「何を考えてやがる!」 「痛い…っ!やめてよっ!」 「なんだ?今日はやけに抵抗するなぁ…?すぐ終わらせてやる」 「いやだぁあぁぁぁ!!」 お兄さんにこの声が届いていたら、お兄さんは僕をこの腐り果てた男から解放してくれる? 泣きながら叫ぶ僕だけど、頭の中は何故か冷静でいられたんだ…。
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