新しい生活

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コードネーム…。それはお兄さんみたいに自分と違った名前をつけるのかな? まぁお兄さんの本当の名前はわかんないけど…。僕のコードネームは何がいいかなぁ。 「お兄さん、僕のコードネーム何がいいかな?」 「…そうだな、白い兎……白兎なんてどうだ?」 「それは毎度同じ服を着る気でいるから、白兎なんやろか?」 「まぁ、な」 「確かに可愛いコードネームや…白兎(しろうさぎ)登録させてもらうで?訓練は酷心から受けるとええ、その上着脱いだらあかんで?意味合いがなくなればコードネームが成り立たんからなぁ」 「うん…ずっと着てるよ」 「代わりのも買ってあるから、たまには洗濯もするからな」 「うん」 「では、改めて自己紹介や…僕は殺人グループの《キルス》のボスや、コードネームは最長や」 「最長…さん?」 「好きに呼べばええよ?キルスは白兎を歓迎しよう……これをつけぇ」 「これは?」 ネックレス?なんか書いてある…? キルス…"新人"? 「殺人をした分階級があがることもあるんやけど、大抵は殺すことに難問な人物を殺すことで、一気にあがることが多いんや」 「あがったらどうなるの?」 「あがればあがるほど、キルスでも重要な人物ってことにもなるんはわかるな?つまり、警察に捕まろうが助けたることの確率が高いんや…。僕、これでもお金と権力があるさかい…簡単なんやで?警察を脅すんわな…。けど、こちらも不利になりやすいからなぁ。新人となれば助ける可能性はゼロや」 「そうなんだ…」 もし捕まれば、お兄さんと離れ離れ…階級があがれば……。 「ちなみに酷心の階級は幹部や」 「幹部…?」 「キルスでの重要機密のみの殺人を任されるのがほとんどで、極少ない階級でもある。多少の違反は許されるくらいだ」 「違反?」 「まぁ後は酷心から聞き…僕は忙しいからなぁ。ああ、それとあそこの家は壊しといたで?本当はこれだけ伝えに来たのに結構かかったわ。それにいきなりやったしなぁ」 「ああ、すまないな」 「まぁええけど。じゃ、さいなら」 「………」 家を壊すってなんのことだろう?
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