序章

1/2
118人が本棚に入れています
本棚に追加
/242ページ

序章

慌ただしい艦橋に艦長の怒号が走る。 「三連装主砲搭全て及び、単装主砲搭全て発射可能!左舷戦闘用意!」 艦長の怒号に反応し、砲雷班の男が照準を定め、引き金に指をかけた。 男の手は汗ばみ、引き金から手が滑りそうだった。 それを気合いで握りしめ、カウントを開始した。 「了解!発射5秒前、…3、…2、…1、発射!!」 太陽系に迫りくる未知の艦隊に向け、『銀河』の主砲から必殺のレーザーが放たれた。 まさに、太陽系を舞台に宇宙戦争が勃発した瞬間であった。 これは読者皆さんの遠い未来の話だ。
/242ページ

最初のコメントを投稿しよう!