プロローグ

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宴の途中、一人の魔法使いがお城にやってきました。 この魔法使いは、国の魔法使いの中で、一人だけ祝宴に呼ばれなかったのです。 11人目の魔法使いが贈り物をした後、13人目の魔法使いが王様達の方へと歩み寄って行きました。 そしてニヤリと微笑み、こう言ったのです。 「おお、美しい王女様、貴女の美しさが永遠でありますよう、私からも贈り物をさせて下さいまし。 王女様は健やかに育ち、それはそれは美しい姫君になられるでしょう。 ただし、それは16歳までの話です。 王女様は16歳になる時、糸車の錘を指に刺して命を落とすでしょう。」
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