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「授業まで…って数学1時間目じゃねぇかぁぁぁ!!」
やばい!
宿題見せれないなんてことになったら殺される!
「わかんねぇぇぇ!!」
いくら教科書を見てもさっぱりだ
時間あればできるけど今はそんな余裕はない
そのときだった
「…板橋くん、よかったら私の見せようか?」
そう言ってノートを差し出してくれた彼女
名前は『高島由理(タカシマユリ)』
オレの隣の席でどうやらさっきの会話が聞こえたらしい
「いいのか、高島。まじで助かる!今度飲み物でも奢るよ」
高島のノートを高速で写しながらオレは言った
「別にそこまでしなくていいよ」
高島は軽く微笑んでオレがノートを写すのを見ていた
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