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自分のクラスに着いたときには自己紹介の真っ只中だった…
遅れて教室に入ったせいか…
ぼくのことを異様な目でみてきた…
なんかワルイことしたかよぉ~
女子はいつも通り視線ビーム…
ぼくは悪くないんだよ…
そうぼくは悪くないんだ!!
悪いのは視線…
悪いのは周り…
悪いのはぼくじゃないんだ!!
と自分に言い聞かせて席に向かう
向かうはずだった…
「おい…遅れてきた
バツとして自己紹介していけ」
「えっ!?」
とんでもない発言をぼくは聞いた…
自己紹介っていうのは最後になるにつれネタが薄くなり…
終いには味気ない自己紹介になっていく
なのに…
この先生は今から自己紹介をしろと言うのですか?
しかも悪目立ちした中で自己紹介なんてしたら…
アウトだよ!!アウト!!
絶対みんなから(男子)から冷たい目線ビームだよ!!
それな…以下略
というわけでぼくは自己紹介をするわけになった…
遅れてきたせいで悪目立ちしたぼくに残された道は…
ただ地味に自己紹介をするしかないと思った
地味にやって…
ぼくは中身は外見に負けてますよ~
…とクラスに伝えるしか逃げ場はなかった
とにかく…
地味な自己紹介をやる!!
それでも笑顔を忘れずにやらなきゃ…
「野原大樹です…
見た目は目立つ方だと
思いますが…
ぼく自身は目立たないと自負しています…
よろしくお願いします」
この自己紹介をした次の日から…
クラス内でふたつの派閥が生まれた…
当然な結果…
ほとんどの男子はぼくを無視…
ぼくはドコで間違えたのか今だにわかないでいた…
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