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僕は川田…川田義彦…
明日から僕は中学生になる…
僕は中学生に大きな期待を抱いてる…
抱いてる理由…
それは…小学校の思い出がとても荒んでいたからだ…
小学校生活の思い出はどれも嫌になる話ばっかりだった…
小１の頃…
僕は入学式で緊張のあまりにお漏らしをしてしまった…
このせいで僕のアダ名が『お漏らし川田』になった…
小２の頃…
遠足でカラスに弁当をとられた…
このとき僕は泣けないくらい唖然になった…
小３の頃…
給食のワゴンをひっくり返す…
その日から三日間、皆から白い目で見られるきっかけになった…
小４の頃…
自転車の補助輪をつけていることで…
皆から笑い者になった…
その日から僕は自転車にまたぐ事をやめた…
小５の頃…
林間学校、初日のバスで初めての母さんと父さんナシで遠出する緊張に押し潰され…
ゲロを吐いてしまった…
バスはまだ出発もしていない中…
吐いてしまった…
小６の頃…
卒業式の最後に集合写真を撮るさいに…
貧血で倒れてしまった…
この時のクラス写真を見る勇気すら生まれなかった…
そう…
僕にとって小学校生活は…
嫌な思い出だけで構成されていると言っても過言は無いくらいの思い出だ…
だから僕は…
中学校生活に大いに期待を抱いている…
明日から始まる中学校生活をイイ思い出で埋め尽くしたいぐらいに…
だから今日は早く寝よう…
そして明日から始まる中学校生活に希望を描こうじゃないか！！…
翌日…
僕は学校ではなく病院に来ていた…
医者の診断によると…
季節外れのインフルエンザ…
『川田くん…こんな季節にインフルエンザとか珍しいよ(笑)』と笑い混じりに言われた…
あぁ…僕の中学校生活も小学校生活と同じなんですね…
このとき僕は…
期待を持つことをあきらめた…
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