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「内田君、君の熱意には敬服するよ。
こんな非人道的な行いを言葉だけでは無く本当に実行に移すんだから。」
「嫌みですか」
「嫌みでは無い。」
ドアを隔てた背中越しの会話。
「君の熱意に厚く感服したのだ。私も気持ちのスイッチが入ったよ。書く気になったよ。
だがね、問題はアイディアだ。こればかりはいくらやる気があってもどうにもならん。」
「……。」
沈黙。
小説家丸海、彼はやる気の様だ。
アイディアが無いとは言い訳で無く本当に困っている様である。
「それで、どうだね君に私を制する方法を教えてあげようと思うのだ。」
何を言い出すのかと思えば、
やはり意味の解らない事を言い出した。
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