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「ラジオとコーヒーを用意したまえ。」
「ラジオとコーヒー…?他には何を??」
「いや、それだけでよろしい。
他にはポーク缶と白ご飯を定期的に。
お腹がすいた時にノックするから直ぐに食べられる様に用意してくれたまえ。」
内田氏はさっぱり理解出来なかった。
怠慢だと思っていた小説家、丸海件は缶詰め状態にされた事によりどうにか腹を据えたらしい。
この監禁に積極的に参加し今、机に紙に向かっている。
ガリガリと猫が柱で爪を研ぐかの様な猟奇的な音が中から聞こえて来る。
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