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~外界・山道~
外界に存在するとある山があった。
その山は昔から妖怪が住んでいると言い伝えがあり、そこの近くに住む人々はそこへ近づこうとはしなかった。
しかし、いつしかその山はミステリースポットとして観光客が訪れていたが時代の流れと共にその山へ訪れる人もいなくなっていた。
そんな山に1つの登山グループが真夜中のんびりと歩いていた。
「……おや、今夜の月は一段と綺麗ですねぇ~♪」
グループからちょっと離れて歩いていた1人がふと空を見上げ、あまりの月の綺麗さに見とれて立ち止っていた。
「お~~い、早く来いよ!!
置いて行くぞ!!」
「はいはい、今行きますよ♪」
グループの中の1人がそいつを呼び叫んでいたので、そいつは笑顔で答えた。
そして彼らはさらに奥地へと歩き始めた。
登山ではよくある光景ではあるが、彼らはただの登山者ではなかった。
なぜなら……、
妖怪:
「……ウゥ」
妖怪:
「…………」
彼らが進んだ道には悶え苦しんでたり、倒れている妖怪で埋め尽くされていた。
そして、彼らの服や手には大量の血で赤く染まっていた。
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