序章

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一年後のある日のこと。 「お願いがあるの。」 「なあに?私に出来ることならするわよ。」 「和也を預かってほしいの。」 「どうしたの?」 「親戚のお葬式があるんだけど 泣いたら可哀想だし 帰ってくるまでお願いしてもいいかしら?」 「いいわよ。うちなら和くんゆったり待ってるわよ。仁と遊んでれば いい子にしてるし。」 「そうなのよね!他に預けると和也のことだから泣くわよね。」 「そうね。和くん神経質だから…いいわよ!いつかしら。」 「明日なのよ。じゃあ朝連れてきます。」 「任せといて!仁、良かったね。明日は和くんと 遊びまくろうか!!」 「お~!!」 「ほら喜んでるわ!単純なんだから。」 「ありがとう!!安心して任せられるわ。」 「あらお互い様よ。私も何かあったら頼むから!」 「わかったわ。じゃあ明日ね。」 「了解です!」
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